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Wild Fronteer ~ Gary Moore [ ∟80's HM/HR]

2つ前の記事でちらっとGary Mooreのことを引き合いに出しました。人によって違うと思いますが、私は「泣き」のギターというとGary Mooreが一番に浮かびます。今日は御代Moore氏のHM/HR全盛時代の一枚、1987年の「Wild Frontteer」を紹介します。

この方も80年代HM/HRを知る方には解説など不要ですよね。ソロ名義でもたくさんのアルバムを出しており、90年代よりブルースの世界に行ってしまわれるものの、80年代のHM/HR時代でも多くのアルバムがあります。

代表作といえば「CORRIDORS OF POWER」になるのかな? 私は全てのアルバムを聞いているわけではないですが、聞いた中で一番のお気に入りがこれ、「Wild Frontteer」です。

80年代も後期のアルバムと言うことで、シンセなども多用されておりますが、今聞いても色あせない完成度のアルバムと思います。そして、 このアルバムも捨て曲無しの全曲名曲のすばらしいアルバムです。

が、私の特筆はやはり1曲目「Over The Hills And Far Away」と4曲目「The Loner」です。

1曲目は、サビもギターソロも他に聴いたことのない独特のメロディに驚嘆しました。何でもアイルランド民謡のフレーズを用いたものらしいのですが、ハードロックのメロディとして全く違和感なく、それどころか未だに、また何度聴いても新鮮であります。 ダダダダダダと3連符連打のリズムも恐らく土着のリズムなのでしょうか、とても印象的で格好いいです。同アルバムのほかの曲や、聴いたことのある彼の曲の中でも同様のものは覚えがなく、恐らく彼の楽曲群の中でも異色の1曲だと思われます。アルバム1曲目と言うのは大正解、この1曲でこのアルバムに引きずり込まれてしまいましたね、私は。

そして4曲目、原曲はCOZY POWELLの初ソロアルバムに収められている曲ですが、Garyはそのアルバムにギタリストとして参加しているにも関わらずその曲を演奏していなくて、口惜しくてここで自分で弾いたと何かの本で見た記憶があります。

・・・私としてはこれぞ「泣きのギター」な1曲です。美しく哀しいメロディはスローバラードなインストであるためか、比較的簡単で、楽器をやっている人なら誰でも耳コピ可、どんな楽器でもコピーできてしまいます。 それ故に感情移入の度合いが顕著に出るともいえ、練習用でも誰かに聞かせるためでもなく、己の感情の発露のためだけにプレイできる曲です。

 この曲のGary Mooreの演奏もまさに鬼気迫ると言えるほどの情のこもった演奏であると感じます。私がこの曲・プレイに感じた情とは、悲しみとか怒りとかではなくHM/HR、いやこの曲、あるいはギターという楽器をプレイすることに対する「愛」ではないかと思われます。

その他、8曲目「JohnnyBoy」も恐らくアイル民謡から得たと思われるメロディが美しかったり、7曲目のようなモロハードロックな曲もあったりと、どれをとってもいい曲ばかりです。 また 前述の2曲の印象が強いせいか、他のどの曲も、彼のギターは情に迫るものに感じられます。他のアルバムについても恐らく同様なのでしょう、そして恐らくそれは私だけでなく多くの人々に対してそう思わせる「気のパワー」がプレイにのっているからこそ、広くファンの間に名前とプレイが記憶に残るのでしょう。

 

曲目:
1.Over The Hills And Far Away
2.Wild Frontier
3.Take A Little Time
4.The Loner
5.Friday On My Mind
6.Strangers In The Darkness
7.Thunder Rising
8.Johnny Boy
9.Over The Hills And Far Away (12in Version)
10.Wild Frontier (12in Version)
11.Crying In The Shadows
12.The Loner (Extended Mix)
13.Friday On My Mind (12in Version)
14.Out In The Fields (Live)

http://www.gary-moore.com/

後で聞いて気づかされた話ですが、このアルバムにはドラマーのクレジットが載っておらず、全曲にわたり「打ち込み」を元に録音されているのだとか。 打ち込みなのか生ドラムなのか区別もつかない私の耳はヘナチョコとしか言いようがありませんが、ギタープレイと楽曲そのものに感情が乗っていますから気にならなかったと言い分けさせていただきます。

でもそうして聴くとやっぱ次作「After The War」のようにCozy Powellが1曲目「Over the Hills・・・」を叩いたらどんなに素晴らしいだろうと思ってしまいますね。ライブでは聴けたのでしょうか。

私の持っているのはデジタルリマスター版、レコードの時の音源を持っていないので違いはわかりませんが、私としては全く問題になりません。・・・強いていうなら、レコード盤にはなかった9曲目以降、Crying The Shadow とOut In The Fields以外の12"バージョン(何の意味か私は知らないのですが)、はっきりいって「要らない」ですね。オリジナルの方がずっといいし、Garyのギターのいろんなバリエーションが聴ける(曲に合っているかいないかも別として)以外の価値を私は見出せませんでした・・・

Gary Mooreのアルバムはまた機会があれば他のものも紹介したいですね。

 

Wild Frontier

Wild Frontier

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2003/04/28
  • メディア: CD
おお、この名作が980円ですか? これは買いでしょう。
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コメント 4

これは間違いなく名作です。アイリッシュ・トラッドとHRが高い次元で融合した孤高の作品とでも言いましょうか。彼の泣きのギター、チョーキングは絶品ですね。ちなみに、この作品でTHIN LIZZYの存在を知りました。彼の参加したTHIN LIZZYの作品も良盤です。
by (2005-06-12 23:17) 

stromblad

むむ、先を読まれてしまいました。実は次にTHIN LIZZYの「BLACK ROSE」を記事にしようと思っていたのです。 いいですよね、こちらも。
by stromblad (2005-06-13 12:14) 

りでぃあ

遅ればせながらおじゃまします(^^;
INDEXを作られたときに私も大好きなこのアルバムをレビューされてるな~♪と読ませていただいていたのですが、
コメントさせてもらうタイミングがなかったもので・・・。
この度、私もGaryの記事をアップしたので勝手ながらTBさせていただいちゃいましたm(_ _)m
このアルバムは、アイリッシュ・トラッド好きでもある私にとっては本当に最高に心地よいアルバムなんですよね~☆
ちなみに勝手に余談ですが・・・
11.Crying In The Shadowsって昔、本田美奈子が「愛の十字架」という邦題でカバーしてましたよね?
それから「12"バージョン」ですが、
レコード時代、LPと同じ大きさのでっかいシングル・バージョンで
普通のシングル・バージョンよりも大体曲が長くなっているもののことですよん♪
確かに無理矢理アレンジした感じでstrombladさんの言うように「要らない」ものも多かったですよね・・・。
by りでぃあ (2005-11-01 02:28) 

stromblad

>リディアさん
3点セットありがとうございます。アイリッシュトラッドもお好きなんですね。私はGary以外は好きと言えるほど聴いていないので、またそちらの路線も紹介してくださいな。 12”バージョンとはそういう意味だったんですね、情報提供ありがとうございます。
by stromblad (2005-11-01 20:12) 

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