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Space Avenue ~ WALTARI [ ∟Finnish Metal/Rock]

フィンランドから続けてもう一つ、既に紹介してますが、昨年から最もお気に入りになったバンドの一つ、WALTARIのアルバム紹介2枚目、97年の「Space Avenue」です。前作「Yeah! Yeah! Die! Die!」の次になります。

さてこれをHMというと「これは違うだろ~」という意見が聞こえて来そうです。恐らく5:5、いや7:3くらいにはなるかな? でも、このバンドの音楽性の根っこがHMだと個人的に思い込んでいるので、このアルバムもHMとして紹介させていただきます。

HMではないと言える理由は、恐らく打ち込みの多さ、ダンサブルなリズム・メロディをはじめ、ラップやテクノといった、一般的にHMとは対極にある音楽の要素がふんだんに盛り込まれている点と思われます。逆をいえば、HMの要素もあるわけで、ディストーションギターによるヘヴィなリフと疾走感あたりがHMの特徴として聴ける点かと思います。

要するになんでもありのごちゃまぜ音楽なわけですが、以前も申したようにただ良いとこ取りの軽薄さは無く、見事に「WALTARIワールド」として完成された音楽になっているところが、彼らの凄いところです。

1曲目「EXTERNAL」のイントロからいきなり打ち込みですが、思わずステップを踏みたくなるリズムではあります。そしてすぐに入るギターの太いリフ、これが始まるとメタルベースな私はステップではなく拳を振り上げたくなります。間奏やサビでオーケストレーションも入ったりしますが、違和感が無く、曲が終わった上でこの曲はどんな曲だったか、と聴かれた時、私はやっぱメタルな1曲だっと思いますね。 この曲の格好よさが、このアルバムの格好良さの縮図になっています。

2曲目、9曲目などのリフはヘヴィネスの一言に尽き、また12曲目などはデス声も入ったりと、メタル耳には結構いける曲(部分)もあります。その他の曲は概ねメロディアスでダンサブルな曲が多いです。ボーカルはラップ調が多いですかね。ただどの曲もギターだけは堂々メタルです。

特筆は7曲目と11曲目。

7曲目、もしかしたら曲としてはこれが一番メタルに近いかもしれません。ですがそこはWALTARIですから、全く普通じゃない。はじめて聴いた私の感想、「これって演歌?・・・」です。相変わらずヴォーカルにエフェクトはかかっているし、コブシが聴かれるわけでもありませんが、ボーカル部のメロディは全て演歌のメロディです。 北島三郎とか山本譲二とは言いません、氷川きよしさん、これカバーして歌ってみてよ! 売れるって。(たぶん・・・) WALTARIのメンバーが日本の演歌にインスパイアされたかどうかは分かりません。

11曲目は、曲全体としてはディスコミュージックです。が、ボーカルがラップ→メロディの付いたボーカル→ソウルフルな女性ボーカルと替わるところ等、一見単調な曲なのに、非常にドラマティックな仕上がりになっているのがおいしいです。ギターも最初はメタリックなリフを後ろの方で控えめに弾いているかと思えば、中間ではデスメタルばりの重いやつをかましてくれたりして、どこを切っても違う顔・違う味、でも美味な1曲です。

 実は同系で大好きな曲がありまして・・・Dark Tranquility「The Mind's I」のボーナストラックとして入っていた「Archetype」です。 邪道というか異端というか、自分でも呆れますが、仕方ないですね、好きなんだから。たまにいませんか、お寿司もいいけど実はガリの方が好き、という人。 ・・・いないか。

話がそれましたが、まあ冷静に考えてメタルファン全てにお薦めできるものではありませんね。気に入る人は気に入る、駄目な人は駄目、好き嫌いが分かれるでしょう。SentencedやCOB,Apocalyptica、HIMなどとも色が全く違いますからFinnishメタラーにも必ずしもお薦めではありませんが、こういう壊れたスタイルもあるという勉強にはなるかと。・・・いつもと違う刺激が欲しい人にはお薦めです。

ちなみに最新作「Rare Species」のライブDVDはFinlandチャート2位で、最近出したシングルが3位だそうです。Finland国内での人気は根強いようです。

曲目:

1. EXTERNAL
2. FAR AWAY
3. WOLVES ON THE STREET
4. PROGRESSION
5. BLIND ZONE
6. PURIFY YOURSELF
7. STARS
8. PRIME TIME
9. MAIN STREAM
10. LOOK OUT TONITE
11. WALKIN IN THE NEON
12. MAD LUXURY

http://www.waltarimusic.com/

とかいって散々薦めておいて何ですが、日本国内での彼らのCDは相変わらず入手困難です。先日御茶ノ水DISK UNIONでは一枚しかありませんでした。 まだ本作と「Rare Species」はAmazonやHMVでたまに売られていて入手しやすい方ですが、その他は全然ありません。見つけたら即買ったほうが良いです。や、「So Fine」と「Big Bang」を見つけたらとりあえず買って私に売ってください。(笑)

Space Avenue

Space Avenue

  • アーティスト: Waltari
  • 出版社/メーカー: Emi
  • メディア: CD

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oka-ka-i-love-rock

おはようございます。また、変わった一品を紹介されていますね(^^)
でも、今はフィンランド勢が熱いですよね。私の好きなHANOI ROCKSも
フィンランド出身です。私が愛読させてもらっている「愛染かつらさん」のブログで
先日フィンランドの事を取り上げられていたのですが、
そこでもやはり音楽も「フィンランドが熱い」っておっしゃってました。
ところで↑のグループ、「太いリフ」が頻繁に出て来るようですが、
strombladさんはどのギターの音色がお好きなのですか?
私はレスポールの音が一番好きですね。
その次はAC/DCのアンガス・ヤングのギター(名前わすれちゃった?!)の
音です。ストラトもいいんですが、曲によりますね。
あ、またしゃべり過ぎてしまいました。すみません。
また寄らせて頂きます。では....
by oka-ka-i-love-rock (2005-06-29 10:13) 

stromblad

音質としてはハムバッカーのピックアップのものが太くていいと思いますが、正直音を聞いてシングルかハムバッカーか聞き分けることは出来ませんので・・・あまりその辺を気にしてはいないですかね。 強いて言えば、やっぱFlying Vかな。 自分自身はかつて白のストラトを弾いてはいました(リッチーモデル似のもの)。 実はガキの頃住んでた町にFenderの工場があって、ちと繋がりがあったもんで。
by stromblad (2005-06-29 23:34) 

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