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Heading For Tomorrow ~ GAMMA RAY [ ∟80's HM/HR]

 80年代後半、Helloweenの「守護神伝」は大好きなアルバムの1つでした。そのギタリスト、カイ・ハンセンが89年Helloweenから脱退したというニュースは、私にとってはかなりショッキングなものでした。 しかし、1年程度の充電期間で、彼はGAMMA RAYというバンドを引き連れて復活、このニュースは嬉しかった。その1STアルバム、「Heading For Tomorrow」は、期待に添う素晴らしいものでした。

 

先に言ってしまいますと、 このアルバムは万人にお薦めできる、Heavy Metalの名作だと思います。HMの良さが全て詰まってしかも分かりやすく、入門編として最適ですし、私のようなオイボレジジメタラーには初心を取り戻させてくれる1枚です。

9曲目、タイトル曲「Heading For Tomorrow」が最高です。アカペラコーラスによるサビメロで始まり、同じメロディのヘヴィなギターリフへと繋がっていくイントロの格好良さは筆舌につきます。もっとも、どなたか格闘家の方のテーマ曲にもなっていたらしいですし、TVでも挿入曲やBGMとしてしばしば使われていますので、聴けば聴いたことがあるとわかる方は多いと思います。この「We are heading for tomorrow, but we don't know if we are near」というフレーズは覚えたら最後、生涯忘れることの出来ない名フレーズです。

本曲は色々なリフ、フレーズが巧みな曲構成の中に盛り込まれ、曲の終盤への盛り上げ方も絶妙です。中間の静かなギターソロなど、長すぎると思われる一歩手前のギリギリのラインで次へ展開していきますので、その後のリフの格好良さが倍増なのです。 まさにロックオペラと呼ぶに相応しい曲だと思います。

6曲目「The Silence」も同様のロックオペラで、静から動への展開が非常にドラマティックです。

1曲目のインストから2曲目への展開、そして3曲目のキャッチーさなどはHelloweenに通じる部分も多く、5曲目のコミカルな曲調などはHelloweenの「Dr.Stein」を彷彿とさせます(追記)すみません、「Rise And Fall」の間違いです。

まあ同じ人が(中心になって)作っているんですし、時間もさほど空いていないので似通ってくるのは必然でもあるのですが、決定的に違うのは、リフやフレーズの調子というかコードというか音階というか、それまでのHelloweenには出てこなかった新鮮なものがあります。このため、Helloween時代に増して音楽の広がりを感じさせます。

 驚くべきは10年以上経った今でも似たようなものを聴いたことが無く、未だに新鮮でかつカイハンセンのオリジナルなんですね。

 さらには、こういったリフやフレーズが非常に格好よく、しかも全ての曲にそういう部分があるんです。 その辺が冒頭で「全てが詰まっている」と思わせる要因なのかなと思います。

Helloweem時代に出来なかった、ということもあるでしょうが、何でもカイはHelloween脱退後、自分自身への投資として、1年間音楽学校に通ったんだとか。きっと理論に裏付けられたものもこのアルバムにはあるのでしょうね。 努力する天才には誰もかないません。

曲目: 


1.Welcome
2.Lust For Life
3.Heaven Can Wait
4.Space Eater
5.Money
6.The Silence
7.Hold Your Ground
8.Free Time
9.Heading For Tomorrow
10.Look At Yourself
11.Mr.Outlaw (Bonus Track)

 http://www.gamma-ray.com/

 GAMMA RAYは現在までに11枚くらい、コンスタントにアルバムを出しています。私は自身ではこの1stから5thくらいまでを持っていますが、最近のものは実は未聴です。しかし、諸先輩方のサイト等で情報を得る限りでは、どれも駄作が無いと思われます。少なくとも私の聴いた5thまでは全て名盤といえる出来のものばかりです。 これからもど真ん中王道メタルの覇者として突き進んでいって欲しいものです。

Heading for Tomorrow

Heading for Tomorrow

  • アーティスト: GAMMA RAY
  • 出版社/メーカー: F.A.D. Records
  • 発売日: 1998/08/18
  • メディア: CD

ジャケットの違うリマスター版(ボーナスもいっぱい付いている)もあります。

ヘディング・フォー・トゥモロウ

ヘディング・フォー・トゥモロウ

  • アーティスト: ガンマ・レイ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2002/04/24
  • メディア: CD

そういえば古巣のHELLOWEENもニューアルバムを出しますね。先行シングルが間も無く出ると思います。

Mrs.God

Mrs.God

  • アーティスト: ハロウィン
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/07/21
  • メディア: CD

ニューアルバムのタイトルが「守護神伝~新章」ですって。いいのか、そんな題付けちゃって・・・売れると思うけど内容がプアだと悲惨だぞ~ それとも自信があるから付けたのかな。 もちろん相応しい内容であることに期待します。


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コメント 8

愛染かつら

GAMMA RAYのこのアルバムだけは聴いたことがあります。
とてもインパクトの強いアルバムでした。
Heading For Tomorrowは私の唯一よく知っている彼等の曲でもあります(笑)

Helloweenの新曲は先日ラジオで聴きましたが、なかなかの出来だったと思います。
by 愛染かつら (2005-07-13 02:27) 

oka-ka-i-love-rock

strombladさん、おはようございます。 (あ、愛染さんも)
私は「守護神伝」時代(と言うか初期)のHelloweenが大大大大〜好きで、私のベストアルバムの一つなんです。
だからカイが脱退した時はstrombladさん同様、結構ショック受けました。
GAMMA RAYが出た時はまだ新作がレンタル出来た頃だったので、一回借りて聴いてから買おうと思って、結局買わずに済ませてしまいました。
その聴いた時の印象として私は不覚にも「Helloweenを引きずってる」ととらえてしまいました。
以降、ジャーマンメタルでは「ブラインド・ガーディアン」もある程度は格好いいとは思いましたが、全部初期のHelloweenに影響されすぎているという印象が払拭できず、Helloween以外を聴かなくなってしまったんです。
今思えば「もったいないオバケ」が出てきそうなくらいもったいない事をしてしまいましたね。
カイが「努力する天才」だったと知っていればなぁ....
もう一度聴いてみます。
そして、Helloweenの新情報、ありがとうございます。
あぁ〜、いっぱい聴かなあかんわ〜(^^;) 忙しなる〜(^^)
by oka-ka-i-love-rock (2005-07-13 09:47) 

stromblad

>愛染かつらさん
Niceいただきありがとうございます! 確かにインパクトもあるアルバムでしたよね。実際彼らのこのアルバムに影響を受けたバンドもいると聞きます。(名前忘れた・・・) Helloween新曲結構良かったですか。私も聴きたいなあ~今月既に赤字だけど買っちゃおうかな~

>おかあかさん
「Helloweenを引きずってる」は私も本文で書いた通り、ある意味、的を得ているとと思いますよ。それを良しとするか否とするかは人それぞれで違っていいと思います。 私も実はジャーマンはこのGAMMA RAYとBlind Gurdian位しか聴いていません。(北欧に走っちゃったものですから・・・) でもBlind Gurdianはかなり好きです。カイハンセンとも交流ありましたしね。 記事にしたいと思っているアルバムもありますので、いずれまた。
by stromblad (2005-07-13 12:27) 

キー坊

こんにちは!
・・・って、GAMMA RAYの1stじゃないっすか?!!
このアルバム、いいですよねぇ。当時よく聴きました!
カイ・ハンセンの全てが詰め込まれている感じがする名作ですよね!
by キー坊 (2005-07-13 18:53) 

ジャーマンメタル全盛時代のアルバムですね。ハロウィンはデビュー当初から追いかけてて、「Part2」後カイ脱退・・・。復活したこのアルバムは即買いでした。ハロウィンよりも自由奔放な作風で、結構楽しめました。カイの影響されたバンドの数々が透けて見えるアルバムですね。JUDASやQUEEN、etc・・・。タイトル曲は、当時ボクシングの試合にも使われてましたよね。確か鬼塚のタイトル戦とかで使われていた記憶が。ヴォーカルのラルフは、この時代「ドイツのロブ」と言われていましたが、ハイトーンで歌い上げる中々の実力派ですよね。
この時代は個人的にジャーマン青田刈り時代で、ブラインド・ガーティアンは次世代の有望バンドでしたが、その他無名バンドのアルバムも結構買い漁った記憶があります。CHROMING ROSEの「LOUIS ⅩⅣ」とか中々良かった思い出があります。
by (2005-07-13 20:50) 

stromblad

>キー坊さん
また来てくださったんですね、ありがとうございます。カイはギタープレイもさることながら、メロディメイカーとして凄いですよね。本作が最たるものだと思います。本当いいアルバムすよね。

>ファランさん
毎度どうもです。ファランさんに来ていただけるとちょっと安心しますよ。GAMMA RAYは確かに当時HELLOWEEN+JUDASみたいな紹介のされ方もしてましたよね。 それにしても、かなりジャーマンにお詳しそうで、ちょっと意外でした。CHROMIG ROSEって名前が出てくるところが凄い・・・(私も名前だけで聴いたことは無いのですが・・・) 機会が合ったら探してみますね。
by stromblad (2005-07-14 00:51) 

こんばんは。
安心する、なんて言われるとくすぐったいですが・・・。BLIN G GUARDIANは1stの輸入版が「ハロウィン・タイプの有力な新人」と一部で騒がれていた頃からのファンです。この頃、高校 時代は西新宿にしょっちゅう行っていました。ひねくれ者の私は、 BLING GUARDIANはB級臭さ満点の2ndの「FOLLOW THE BLIND」が一番好きですが・・・。このアルバム収録の"Banish From Sanctuary"は、超名曲です。
彼ら以外ではHELLOWEENに匹敵するバンドはGAMMA RAYだけだった・・・というのが私の感想です。
長々と失礼しました。
by (2005-07-14 21:51) 

stromblad

>ファランさん
Blind Gurdianの初期は本当にB級色全開でしたね。当時は・・・でしたが今となってはかえって愛着が出ますよね、そういうアルバムって。
by stromblad (2005-07-15 00:24) 

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