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From Enslavement To Obliteration ~ NAPALM DEATH [ ∟80's HM/HR]

えっと、今回は番外編です。基本的にこのblogは私が愛聴している(いた)アルバムのレビューというか感想文を披露させて頂いているわけですが、今日紹介のは愛聴盤ではありません。世の中にはこういうのもある、という意味での紹介、半ばネタです。 あ、ですが、最初に言っておきますけど、決して嫌いではありません。 嫌だったら始めから載せませんので。

で、何かといいますと、グラインドコアの名盤、NAPALM DEATHの2nd、「From Enslavement To Obliteration」です。


グラインドコアは、一般的にパンク→ハードコアとメタルが融合したところから生まれた音楽として、その元祖、グラインドコアなる言葉が使われだしたのが、NAPALM DEATHの1ST・2NDと言われているようです。 聴かず嫌いを1つ解消するため聴いてみました。

全27曲で34分弱、つまり平均して1曲辺り1分ちょっとしかない訳です。一番長い曲で3分、一番短いものは5秒です、5秒。25曲目「DEAD」は「ドゥユャー!(発音不明)」という言葉?が一言で終わり。曲間を入れて5秒ですので、実質2秒くらい。これは曲といっていいのでしょうか?

全体的に、というかこの曲はこうであの曲はこんなで、という解説の仕方が不可能です。ブラストビート、っていうんでしょうか、ほとんどの曲でバスドラ・タム・ハイハットが32ビート(64ビート?)で鳴りっ放しです。ちなみにグラインドコアの「グラインド」はグラインダー「破砕機」から来ています。あのアスファルトやコンクリを壊す「ダダダダダダ」ってやつ。まさに言いえて妙、と思いました。

 また、ボーカルは低音(たまに高音)の、腹の底から出しているようなデスボイスで、何を歌っているのか、単語1つ聞き取ることが出来ません。歌詞カード見ても、今どこを歌っているか分からないんです。(泣) (そうこうする間に次の曲にいってしまう) で、ボリュームが小さいと、ボーカルとドラムの音しか聞こえないといっても過言ではありません。ギターが後ろで鳴ってるなあ、位。

 もちろんメロディ皆無。スピードは超絶ですが、リズム隊のスピードに比べギターはうねるようなリフなので、なんかバランスが取れているのかアンバランスなのかよく分かりません。 でもよーく聴くとリフは結構格好良かったりします。ボリューム上げればそれなりに主張しているのもわかります。

例えるなら、そうですね、セメント、それも金属紛入っているんじゃねーかっていうくらい重いやつを、ずーっと、ウガアーーーって無茶苦茶こねくり回しているだけ、そんな感じです。 音質はさほど良いわけではありませんが、スカスカのカスカスではありませんので、ボリュームを上げれば十分な迫力を得られます。というか音量が小さいとつまらないです。

試しにちょっと実験してみました。どういう気分の時にこれを聴くとどうなるのか。

・気分の良い時・・・変化なしまたは気分が悪くなります。というか、無感情になるような感じ。
・機嫌の悪いとき、またはブルーな時・・・驚くことに、持ち直します。「爽快!」とまでは行きませんが、何か落ち込んでいることがアホらしく思えてくるような気がして、ドン底からは確実に這い上がれるんです。
・満腹時・・・十二指腸の辺に重さを感じます。不快ではありませんが、吐きたくなる二歩手前、って感じです。(ただの食べすぎか?)
・空腹時・・・上と同じ感じです。腸に何らかの作用があるのでしょうか。
・眠い時・・・音量が小さいと耳障りで眠れない。音量が大きいと頭が痛くなってくるので眠れない。

というわけで、一つは感情の起伏、波の高いところ・低いところをカットしてフラットにするような効果がありそうです。 また、普通のメタルよりフィジカル面に反応が出てくる気がします。ライブだとトランス間違い無しでしょうね・・・ この辺の精神や肉体に現れる影響をはっきりと自覚できて、それを良しと出来る方がこれを喜んで聴けるんでしょうね、きっと。

でも、あるサイトの言葉を借りますと、メタル系の激しい音楽を聴きなれていない方が聴くと、恐らくジャケット中央の人みたいな顔になると思われます。

曲目:
1.Evolved As One
2.It's a M.A.N.S World!
3.Lucid Fairytale
4.Private Death
5.Impressions
6.Unchallenged Hate
7.Uncertainty Blurs the Vision
8.Cock-Rock Alienation
9.Retreat to Nowhere
10.Think For A Minute
11.Display To Me...
12.From Enslavement To Obliteration
13.Blind To The Truth
14.Social Sterility
15.Emotional Suffocation
16.Practice What You Preach
17.Inconceivable?
18.Worlds Apart
19.Obstinate Direction
20.Mentally Murdered
21.Sometimes
22.Make Way!
23.Musclehead
24.Your Achievement
25.Dead
26.Morbid Deceiver
27.The Missing Link

http://www.enemyofthemusicbusiness.com/

From Enslavement to Obliter

From Enslavement to Obliter

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Earache
  • 発売日: 1994/09/08
  • メディア: CD
私の聴いたアルバム(邦盤)は、1stの「SCUM」がカップリングされたアルバムでして、両方聴けました。あわせて55曲だったかな? SCUMの方が若干つくりが粗いですが、こちらの方がまだメタルっぽいリフとかあって、聴き易いです。いや、似たリ寄ったりか・・・ こちらにも6秒だけの曲(実質1秒)があって、「トリビアの泉」でネタになったのはこれか前述のやつかどちらかと思われます。 1.Multinational Corporations 2.Instinct of Survival 3.Kill 4.Scum 5.Caught... In a Dream 6.Polluted Minds 7.Sacrificed 8.Siege of Power 9.Control 10.Born on Your Knees 11.Human Garbage 12.You Suffer 13.Life? 14.Prison Without Walls 15.Point of No Return 16.Negative Approach 17.Success? 18.Deceiver 19.C.S. 20.Parasites 21.Pseudo Youth 22.Divine Death 23.As the Machine Rolls On 24.Common Enemy 25.Moral Crusade 26.Stigmatized 27.M.A.D. 28.Dragnet
Scum

Scum

  • アーティスト: Napalm Death
  • 出版社/メーカー: Relativity
  • 発売日: 1995/04/18
  • メディア: CD
総じて、私はまるっきり駄目、聴くのも嫌、というところまでは行きません。今は音楽の1つのあり方(究極形ですが)として、認める気にはなっています。 今後もグラインドコアを自ら購入して聴く気にはならないと思いますが、本作はたまに引っ張り出して聴く気になると思います。多分。 でも子供には聞かせたくない音楽の筆頭かな、やっぱ。 Napalm Deathのメンバーがカテドラルやカーカスを結成し、90年代エクストリームミュージックの先端を切り拓いていったのは有名ですね。オリジナルメンバーが早々に誰もいなくなってしまったものの、今でもがんばっているそうです。今はグラインドコアじゃないらしいですね。 いやー、でも今月はGAMMA RAYからWALTARIからT-SQUAREそしてNapalm Deathと、節操の無さが顕著に出ましたね。 バカというか精神分裂と言うか、俺ってば。
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コメント 5

hanao

ども。
先月くらいに来日してましたね。
トリビアで出てたのは
13.Life?
っすね。曲は1秒だけど、歌詞カードには数行の歌詞が掲載されてる…すっげー早口っす。
しかし、感情をフラットにする効果があるとは(笑)。ナイスな検証ありがとうございます。今度試してみよ。
ではでは。
by hanao (2005-07-23 06:17) 

おはようございます。
お仕事が忙しそうですが、過労に気をつけてくださいね。
待ちに待ったNAPALM DEATH。内容が壮絶そうですが、strombladさんのレビューはとても素晴らしいですね。それぞれの気分の時の効果を書いてるのがとても面白かったです。
このバンドから派生したCARCASSやCATHEDRALは聴きますが、本家は聴いたことがなかったので、機会があったら聴いてみたいと思います。
by (2005-07-23 07:45) 

stromblad

>hanaoさん
こんにちは。nice&コメントありがとうございます! 1秒曲は始めて聴いた時は前の曲か後ろの曲の一部だと思いましたが、1つの曲だということが分かったらある意味感動モノでした。  感情をフラットにする・・・はどちらかというと感情や思考の動きを停止させる=頭空っぽにしてくれるみたいな感じといった方が良いかもしれません。 どちらにしても私の場合、ということで・・・

>ファランさん
こんにちは。お気遣い&お褒めの言葉、本当にありがとうございます。 歌詞は全然聞き取れないのですが、やはりちゃんと込められたものがあるようで、内容的には政治とか世相に対する皮肉とか風刺といったもの、らしいです。 私は逆にカーカス・カテドラルがまだ未体験ですので次はと思っております。
by stromblad (2005-07-23 12:24) 

oka-ka-i-love-rock

strombladさん、こんにちは。
もう、お腹を抱えて笑いながら読ませて頂きました(^^;)
>どういう気分の時にこれを聴くとどうなるのか。
特にこの下り。スバラシイ!! 私もこんな体験(実験)をしてみたいです。
>音量が小さいとつまらない
これはもう、どんな音楽を聴いていても言える事ではないでしょうか?
近所迷惑を顧みず、思う存分フルボリュームでロックを聴きまくりたいです。>子供には聞かせたくない音楽の筆頭かな?
strombladさんもそう思うほどなんですね。
この「ナパームデス」って....(^^;) すごい!
by oka-ka-i-love-rock (2005-07-23 13:24) 

stromblad

>おかあかさん
こんばんは。毎度どうもです。 >近所迷惑を顧みず、思う存分フルボリュームでロックを聴きまくりたいです。 全く同感です。私は家ではまともに聴かしてもらえず、もっぱら通勤の車で聴いてるだけです。たまにはロードノイズもない環境で、ヘッドフォンも使わずに、思い切り大音量でロックを聴きたい!
ナパームデスは90年代後半以降多少音楽性を変えて傑作を出し続けているらしいです。こんどはそちらも聴いてみたいと思っています。
by stromblad (2005-07-23 21:40) 

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