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Inhuman Rampage ~ DRAGONFORCE [ ∟00's HM/HR]

先週、12/28に発売になりましたDRAGONFORCEの新作、「Inhuman Rampage」を今日は取り上げます。先行されてる諸先輩方のレビューでは結構高評価でしたので、私も何気に聴いてみました・・・かなり良かったです。



一聴した感想は、「速・・・(唖然)」です。 私の少ない引き出しから、あえて、あえて似ている音を探そうとすると、Sonata Arcticaが思い出されます。メロディアスで速い、っていうだけなんですが。ソナタは速いだけでなくバラエティに富んだ楽曲をアルバムに散りばめてきますが、こちらDragonforceの本作は、1曲目から最後まで、とにかく半端じゃない疾走感で貫かれております。 重量感も損なわずにこれだけスピードを維持した楽曲・プレイを演じられるバンドはそうそういないように思われます。

このバンドの一番の特徴として私が感じたのは、これら各メンバーのプレイがぶつかり合うように主張している、ギターバトルならぬ「インストルメンタル・バトル」が繰り広げられ、そこから生まれる緊張感・スリルが他のバンドでは味わえない、ということでしょうか。

 まず、ドラムがブラストビート主体で紡ぐリズムはデスラッシュ顔負けのものです。やってる音楽違いませんか? といいたくなる程です。ベースも同様の激速リズムを弾きつつ、曲によっては短いながらソロパートもあって奥に引っ込んでいません。
 そしてギター、これだけ速弾きがインパクトあるのは、私は久しぶりです。Yngwieのようなネオクラなスタイルではなく、速いフレーズがきちんとしたメロディを持っているImpellitteriのスタイルに近いように思いました。 ツインギターですが、こちらはギター同士でバトルし合うというよりは、タッグを組んでリズム隊と張り合っている感じです。 
 
 これらに加え、キーボードがまた凄い!これまた大袈裟ですが、ヴィタリ・クープリばりの速くてしかも主張のあるプレイを聴かせてくれます。 もう一人、ボーカルですが・・・これがインスト部隊に負けてないのです。ハイトーンの、クリアというには少し歪みの入った声質は、彼らの楽曲によく合っていて、速いメロディをきちんと歌いこなしているように思いました。

イギリスのバンドですがギターのリーダーは香港生まれ、もう一人のギタリストはニュージーランド、キーボードはウクライナ、と国際色豊かなメンバー揃い・・・のせいかどうかはわかりませんが、私はあまりブリティッシュな色は感じませんでした。 どちらかというと北欧系に近い気もしますが、いずれにしてもキャッチーな美しい哀メロが貫かれており、今となってはオーソドックスゆえに安心感のあるメロディと言えます。 どの曲もサビのメロディは一級品!です。

哀愁美メロ+終始一貫激速インストバトルというスタイルは、実際に聴いてみると、確かにメロパワとかメロスピ(私はこの呼び方あまり好きでない)と言われているジャンルを飛び越えたオリジナリティだと私も思います。

そんな訳で、実は8曲目を除くとぜーんぶ速い曲なので、一本調子と言えば一本調子。それでも前述の通りプレイに緊張感が溢れているので、曲毎の色に違いが少ない&1曲1曲が長いにもかかわらず、最後まで一気に聴き通せてしまいます。バラエティに富んでいないのにこれだけ聴けるのも珍しいです。

そんな中でも個人的に出色なのは、1,3,5,6,曲目辺りです。

1曲目「Through The Fire And Flames」は美しいアコギのイントロから無茶苦茶速くて重いリフへの変化のインパクトが非常に強いです。こんな速い曲あるかー!て感じ。Sonata Arcticaの「Weballergy」と聞き比べてみましたが。こちらの方が疾走感は上でした。オープニングチューンとしてはかなり強力です。この曲でノレれば、最後まで一直線です。

3曲目「Storming The Burning Fields」はその1曲目より更に速い! どの曲もそうですが、ドラムがよくこれだけ速く叩けると感嘆しきりです。

5曲目「Body Breakdown」は速さ・メロディも素晴らしいですが、中間のインストパートが、全パート総出のインストバトルで聴いててとてもスリリングです。ベースなんかチョップしまくりで、メタルの世界ではあまりお耳にかかれない(最近ではHelloweenくらいしかない?)だけに、私などはそれだけですぐ感動してしまいます。

6曲目「Cry For Eternity」は、どの曲も素晴らしいサビメロを聴かせてくれる中で、なぜか?個人的に一番印象に残ってしまった1曲です。

こうして1曲1曲を意識しながら聴くと、捨て曲ないですね。レベルが高い、というよりは密かにエンターテイメント性に富んだ、聴いてて楽しいアルバムだと思います。

 

曲目:

1. Through The Fire And Flames
2. Revolution Deathsquad
3. Storming The Burning Fields
4. Operation Ground And Pound
5. Body Breakdown
6. Cry For Eternity
7. The Flame Of Youth
8. Trail Of Broken Hearts
9. Lost Souls In Endless Time (Bonus)

http://www.dragonforce.com/

↑のオフィで1曲目がフルで聴けます。

↓では1曲目と3曲目が聴けます。
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A018077/VICP-63220.html

 

インヒューマン・ランペイジ

インヒューマン・ランペイジ

  • アーティスト: ドラゴンフォース
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/12/28
  • メディア: CD

EnhancedなのでパソコンのCDドライブに突っ込むとフラッシュが全画面で立ち上がり・・・いろいろ見れるようですが、まだ見てません、ごめんなさい。

たまにはこういうのもいいですね、しばらくヘビーローテーションの一角を担うことでしょう。


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コメント 13

試聴してみましたが、予想以上の速さですね。メロディック・パワー・メタルやメロディック・スピード・メタルは、守備範囲から外れてしまうんですが、ブラストビートを導入したメロディック・スピード・メタルというのは強烈でしたし、興味を持ちました。"DRAGON~"というバンド名が氾濫していて、どれがどれだか全く分からない自分ですが(汗)、DRAGONFORCEはインプットされました。
by (2006-01-07 08:19) 

stromblad

>ファランさん
niceありがとうございます。私も実はメロディックパワーメタル・メロディックスピードメタルと言われるサブジャンルにどんなバンドがあるのかはよく知りません。が、これがメロディックスピードメタルといわれるものであるのなら、好きな音楽と言っていいかもしれません。(このレベルが全てのバンドで聴けるとは限りませんが・・・) ちなみにこのDRAGONFORCE、前身バンドがDRAGONHEARTという名前だったらしいです。
by stromblad (2006-01-07 17:28) 

鎚鋸

ドラフォは昔聴いておりましたよ~。
今作もまたまた速い曲で魅了されるとあれ、
久方ぶりに聴き返そうかと思います~。
by 鎚鋸 (2006-01-10 16:44) 

stromblad

>鎚鋸さん
コメントありがとうございます。ずーっと速い曲やってるそうですね。以前から聴いている方のレビューですと、完成度こそ高いたかいもののメロディのパンチが薄れてきた・・・といったような感想もどこかで見た覚えがあります。私は本作がデビューですのでとりあえず満足してます。
by stromblad (2006-01-10 21:21) 

ろぺす

ファランさんドモです♪
TBさせていただきました。
今作も天下一品の速さで押しまくってますね(笑)
スピードメタルはイマイチ苦手なσ(⌒▽⌒;)ですが、
オープニングチューン「Through The Fire And Flames」
から悶絶しまくりでしたよ(〃∇〃) てれっ☆
時折魅せる楽曲中盤のミドルテンポ具合が絶妙でした!
DRAGONFORCEに開花したって感じです♪
http://murkdwellers.blog14.fc2.com/
by ろぺす (2006-01-12 12:44) 

ろぺす

strombladさんですよね( ̄▽ ̄;A
間違ってはいけないものを間違えてしましました!Σ( ̄口 ̄;;
大変失礼いたしました(*- -)(*_ _)ペコリ
by ろぺす (2006-01-12 12:47) 

stromblad

>ろぺすさん
こんばんは。TBありがとうございます。速さが一番の特徴だと思いますが、それだけが魅力の音ではないですよね、確かに。これからお邪魔させていただきます。コメントどうもでした~
by stromblad (2006-01-12 23:13) 

ちぇぶらさん

  こんにちは。(^_^) このグループ、前からこんなに速かったでしたっけ?以前よりも何だかスピード感が上がっている感じですよね...。(*'_'*)結構お気にのアルバムです♪
by ちぇぶらさん (2006-01-14 06:56) 

stromblad

>ちぇぶらさん
こんばんは。DRAGONFORCEの旧譜は恥ずかしながら私聞いたこと無いんですけど、ちまたのレビューから推測するに、1stから激速だったようですよ。今のところは本作で私などはおなかいっぱいですが、スピードに飢えてきたら是非旧譜もチェックしてみたいと思います。niceありがとうございました。
by stromblad (2006-01-14 22:20) 

JOSHUA

SYSTEM OF A DOWNの記事でTBさせていただいた「昆布茶マッシュルーム」のJOSHUAです。昨年末、駆け込み的に発売されたDRAGONFORCE、私も買いました。昔からのメタルファンはもちろん、最近のヘヴィネスに傾いた人間にもインパクトは絶大でした。「速い・巧い、だけど、やりすぎ」な感じがツボです。
http://joshua.blog.ocn.ne.jp/flyingv/
by JOSHUA (2006-01-21 14:40) 

stromblad

>JOSHUAさん
こんにちは再度のお越しありがとうございます。あははは、「速い・巧い、だけど、やりすぎ」とはうまい! 確かに「やりすぎ」なのが聴いてる方には面白いものかもしれません、たまには。
by stromblad (2006-01-21 15:07) 

ウエケン

Waltariのレビューでもお世話になりました、ウエケンです。
Dragonforceは自分もお気に入りですねー、ホント、ピロピロの嵐というか、メロディックさの爆発といってもいいアルバムですね。
明らかに前作、前々作より上をいってると感じたアルバムでした。
ただ、ギタープレーだけでなくて、キーボードプレイも恐ろしく速いので、これをライブで全部一人でやると大変だなぁ・・・とも思いました。(もちろん、打ち込みの部分もあると思いますが)
by ウエケン (2006-02-05 20:24) 

stromblad

>ウエケンさん
連コメありがとうございます。確かにキーボードも激速ですよね。ギターやドラム等とあわせ、よくアンサンブルになると思います。凄い人たちですね。
by stromblad (2006-02-06 12:14) 

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