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This Godless Endeavor ~ NEVERMORE [ ∟00's HM/HR]

昨年中にGETしてはいたのですが、聴き込みが足らず後回しになっておりました・・・ 諸先輩方のサイトならびに雑誌等一般的にも高く評価されております、昨年発売のNEVERMOREの新譜、「This Godless Endeavor」です。

私はまたまた、NEVERMOREは本作が初聴きだったんですが、各国メディアおよび皆様のサイトでの高評価が激しく納得の一枚でした。

まず1曲目「BORN」からして凄い! まるで暴風のごとき重量感と疾走感。私のごときへなちょこメタラーは一発で吹き飛ばされてしまいます。もしくは、何百トンという鉄の塊が脳天直下に降ってきたかのような衝撃。私のごときへなちょこメタラーは瞬時にぺしゃんこです。

 昨年出たアルバムで私が聴いた中では、1,2を争う超弩級のヘヴィネスを味わうことが出来ました。 そしてこれだけ重いのにスピード感が全く損なわれていないのも驚嘆に値します。 そしてそして、更に凄いのは、きちんとメロディがあり、曲としての整合感があり、単にパワーと勢いだけでギャギャギャガーってやっていないんですよね。 やかましいだけの音ではないのです。

 メロディは概ねダークな雰囲気漂うものです。心の闇の禍禍しさ、絶望に近い苦しみ、そういったものが感じられるメロディです。妖しいとかおどろおどろしいとか、外的要因による恐怖・不気味さという感じではないと思います。印象に残るメロディですけど、性質上キャッチーという表現は使えませんかね。とはいえ、マニアックさが薄い分、(メタル愛好者に)広く受け入れられる要素かもしれません。

 またいろんなレビューの中でも言われている通り、非常に演奏力の高い、テクニカルなプレイを聴く事が出来ます。特にギタードラムについては私の素人耳でも凄さが伝わります。ボーカルがまた輪をかけて上手い!こちらも様々な歌い方・声色を一つの曲の中で変幻自在に使い分けます。

全体的には重くてダークというイメージで統一されていて、ジャケットアートのごとくモノクロームな光景なのですが、多彩なリフ・リズムチェンジもあって、実はとてもバラエティに富んだ楽曲・プレイが堪能でき、この辺がこのバンドの音の凄さなのかなとも思います。

 

 個人的には、やはり重量感・疾走感の際立つ曲と、それに対するかのようなスローナンバーが強く印象に残ります。

冒頭に述べた通り、1曲目「BORN」でノックアウトです。イントロからヘビー級の音圧がマシンガンのごとく高速で連続的に叩きつけられます。デスではないけどそれに近い咆哮するような低音ボーカルに対して、サビのメロディの美しさ、情感たっぷりのボーカルがとても印象的な1曲です。

1曲目からメンバーの超絶テクは聴かれますが、2曲目 「Final Product」の中間のインストパートは凄さが分かりやすいです。ドラムのブラスト、高速ギターソロはしびれます。楽曲も実は様々なリフ・メロディ・リズムが巧みに組み合わされ、アレンジ力の高さもうかがい知れます。

3曲目「My Acid Words」のインストパートもすごい! 爆音を維持しつつ4曲目でミドルテンポになり、5曲目「Sentient 6」で前半のハイライトを迎えます。悲しいと言うより苦しみを覚える、情感あふれるメロディとボーカル。そんな苦しさが暴発寸前まで激しさを増すが如く、曲も後半に行くにしたがって激しさが増してくるドラマティックな構成。要所要所では涙腺も刺激され、個人的には名曲といっていい素晴らしいものでした。

7曲目「The Holocaust of Thought」は短いインストの曲ですが、テクニカルなギターが堪能できる曲です。速いんですけど音が重い! 先日紹介のDRAGONFORCEのギターとは全く異質のものでして、同じ楽器なのにこうも表現が変わるものかと感嘆せずにはおれません。バックのベースが単音弾いてるだけでなく別のメロディを奏でているところもまた味わいがあります。

8曲目「Sell My Heart for Stones」は5曲目同様のマイナーなスローナンバー、5曲目より激しさが(少しだけ)抑えられた分、メロディに乗っている情感が倍加しています。

9,10曲目も格好良くてヘヴィなリフの連続技が続きます。この辺になってくると重さが本当に心地よさに変わってきますね。

11曲目、アルバムタイトル「This Godless Endeavor 」を冠したラストの曲は、まさにこのアルバムの全ての要素をまとめたような曲です。狂おしいメロディ、暴風のような激しいインストパート。そして激しく重いだけでなく、時に希望の光を見せたり、あるいはグルーヴィだったりマシニックだったり、野獣の雄叫びにも聴こえたりと、非常に多彩なリフの嵐。 圧巻、この一言に尽きます。

音の中にはあまり20世紀のメタルの雰囲気は感じられず、そうかといって前衛的と言うわけでもないので、これが21世紀のメインストリーム・メタルとしての正常進化形なのかな、と思ったりもします。 しかし、後続のミュージシャンが同じ音・雰囲気を出すのは非常に難しい気もします。 フォロワーが出てきたらそれはそれで凄いというか喜ばしいことかもしれません。

 

曲目:

1.Born
2.Final Product
3.My Acid Words
4.Bittersweet Feast
5.Sentient 6
6.Medicated Nation
7.The Holocaust of Thought
8.Sell My Heart for Stones
9.The Psalm of Lydia
10.A Future Uncertain
11.This Godless Endeavor
12.Engines of Hate (Live2001)
13.Beyond Within (Live2001)

http://www.nevermore.tv/

以前は試聴できる曲幾つかあったと思ったんだけど・・・このアルバムからはM-3「Final Product」が↓で聴けます。(↑のオフィではPVが見れます)

http://www.centurymedia.com/us/single_artist.php?ID=38

ディス・ゴッドレス・エンデヴァー

ディス・ゴッドレス・エンデヴァー

  • アーティスト: ネヴァーモア
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2005/10/26
  • メディア: CD

よく見たら9曲目の題名は「リディアの賛美歌」、ソブロではしばし目にする御名です(笑) テーマ曲を彼らに作ってもらえているとは、何とも幸せなことです(爆)

 

 


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コメント 4

ちぇぶらさん

 こんにちは。(^_^) NEVERMOREもすすめられていろいろ聴いてます、このアルバムはジャケットと楽曲のイメージがぴったりなのもステキですね♪(*'_'*)
by ちぇぶらさん (2006-01-14 07:13) 

私よりも遥かに的確に詳細に書かれていて脱帽です。
テクニック至上主義に陥らず、あくまで楽曲を生かすためにテクニックが存在していると感じますね。
こういう音楽は、ジューダスやメイデンに次いでメイン・ストリームに来なくてはいけないと思っています。いずれは一線を退くベテラン・バンドの後がいないなぁ、なんて思います・・・。
9曲目は確かに・・・(笑) りでぃあさんに捧げられた曲かもしれません。(笑)
by (2006-01-14 08:32) 

stromblad

>ちぇぶらさん
5連続コメント&niceありがとうございます。200niceまで踏んでいただき感謝感謝です。確かに音とジャケットアートがシンクロしていますので、ジャケットから想像される音が好みであれば間違いない1品でしょうね。
by stromblad (2006-01-14 22:40) 

stromblad

>ファランさん
nice&コメント&TBありがとうございます。私の素人丸出しレビューは我ながらいつ読み返しても情けないですが、公開しているからにはほめて頂けると嬉しいです。楽曲を生かすためにテクニックが存在する・・・その通りです!テクニックなんて元来そういうものでしょうね。 また仰る通りこういう音楽がメインストリームになるべきかもしれませんし、少なくともそれだけのポテンシャルを持っていることは確かだと感じています。
by stromblad (2006-01-14 22:49) 

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