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Falling In Between ~ TOTO [ ∟Other Rock]

7年ぶりとなるスタジオアルバムだそうです、大御所TOTOの新譜「Falling In Between」が出ました。まだ5-6回聴いただけなんですが、最初に言ってしまうと、往年のTOTOの雰囲気をかなり取り戻している、いい音だと思います。 
 
  私は、TOTOは「The Seventh One」までと一作飛ばして「Tambu」以来聴いておりませんでしたし、チェックもしていなかったです。 先日、行けもしないのに春の来日アーティストをチェックしていたら、TOTOの名前を見つけ、それを機に本作を知りました。 しばらく(といっても3週間ばかりですが)新しい音楽聴いておらず、「病気」が出てしまい、大して確認もせず購入してしまいました・・・
が、買って損は無いアルバムでした。いや、おいしい1枚です。
まず、冒頭に書いたとおり、往年の、80年代前半の一番売れていた頃のTOTOの音がだいぶ感じられる点です。これの前に聴いた「Tambu」が、渋くてよかったけど玄人ウケする音のように感じられたので、「TOTO IV」前後の雰囲気が感じられる点、どこを切っても「TOTOだ!」と分かる音は、その頃にTOTOを好きで聴いていた者にとっては嬉しい限りです。
そしてもう一つ、過去の作品と聴き比べていないので何なのですが、スティーブ・ルカサーギター、こんなにヘヴィだったっけ?と思うほど、エッジの聞いたハードなギターが聴けるのが、普段HM/HRばかり聴いている者にとっては、かえって新鮮で刺激的なのであります。 

他に聴いて私が感じた特徴をもう少し述べさせていただくならば、AORはもとより、JAZZやプログレといったイメージのフレーズやプレイ、曲の展開がふんだんに盛り込まれていて、ある意味ジャンルとしての「フュージョン」以上に、言葉通りの「Fusion」を感じます。(ミクスチャーとは違うものと思います) ↑の様にヘヴィなギターまで聴かされてしまうと、メタルまで融合されているようにも思えますしね。
 また、相変わらずの緻密な音作りですので、なんか、とーっても知的で大人の雰囲気。でも大人しくは無いのがいいんですよね~。

曲の方ですが、どれも時間的に長過ぎず聴きやすいです。またどの曲もTOTOでありながら、個性的なものばかりでバラエティに富んでいると思います。

まず1曲目「Falling In Between」、のっけからボビー・キンボールのテンションの高いVocalと、ルークのハード&ヘヴィなギターが、いやでも気分を高めさせてくれます。サビのオリエントなメロディはTOTOらしいものなのかどうかよくわかりませんが、とても個性的です。後半のインストパートはジャムセッションの雰囲気もしつつ、ドラマティックなフレーズもあって聴き応え抜群。 (私はよくわからないのですが、ライナー見るとツェッペリンやイエスのような方向性を持たせた曲らしいです)

2曲目「Dying On My Feet」は1曲目に比べれば落ち着きのある雰囲気ですが、ルークのギターソロやヘヴィなリフが光るミドルテンポのナンバーです。後半のブラスもいいですね。(シカゴのメンバーらしい) この曲辺りから徐々に往年のTOTOらしさが聴かれてきます。

そして3曲目「Bottom of Your Soul」、バラード系のスローナンバー、これを聴くと本当に往年のTOTOが復活したと思いましたね。サビのコーラスなどまんまです。スマートにしんみりとする1曲。

4曲目「King Of The World」は、ライナーに書かれているのと同じように私も感じました、「Isolation」の雰囲気をもつロックナンバーです。

5曲目「Hooked」は、曲名通りフックの効いた、グルーブ感というか縦ノリの感覚が強いロックな曲です。サビのコーラスはライブで合唱間違いなしでしょう。ルークのギターも暴れてますし、フルートやホーン、オルガン風のシンセなども入り聴いていて楽しいという言葉がピッタリです。

6曲目「SIMPLE LIFE」、これまた曲名通りシンプルなバラードです。メジャーコードの織り交ぜ方とか、後半へ行くにつれ盛り上がっていく展開など、短いながらも個性的でドラマティックな佳曲です。

7曲目「Taint Your World」はうって変わった疾走感ある軽快なロックナンバー。イントロ聞いた時、私はマイケルシェンカーの「Captain Nemo」かと思いましたよ。ルークが楽しくギター弾いてる姿が目に浮かびます。 リラックスして自然に拳を振れる、ジジメタラーには美味しい1曲です。私一番のお気に入り。 いろいろやりつつもこの人たちは基本的にはロッカーだよな、と思ってしまいます。・・・ライナー見ると、「エディ&アレックス・バン・ヘイレンに捧げる曲」だそうです。・・・納得!

8曲目「Let It Go」もTOTOらしいメロディとコーラス満載の、懐かしささえ感じる曲です・・・と思ったら、中間のインストパートは思い切りJAZZかFUSION、クロス・オーバー・イレブンの世界!ギターとピアノのユニゾンなどはとても刺激的です。が、これもまたTOTOらしいと言えるのでしょう。 ボーカルは新加入の人のようですが、それでもTOTOらしいところがこのバンドの凄いところですね。

9曲目「Spiritual Man」はバラード風ですが、マイナーコードに終始せず、しんみりする、哀しむというよりは考え込む、という絵が出てくる曲ですね。こちらもインストパートはSAXソロがメインで、後半のソウルフルな歌い方とか絡んでくる女性コーラスなどによって、JAZZの雰囲気満点です。

アルバムをしめる10曲目「No End In Sight」はシンプルな出だしから歌もギターも徐々に盛り上がって、キャッチーなサビをロックのリズムで決めてきます。ドラマティックな展開とクールなプレイが、格好いいとしか言いようがありません。

ボーナスの「Reefer Man」は短いインストルメンタルです。というか完全にJAZZです。ロックの枠を飛び出して活躍してきた方たちのすることですから、意外ではないですが底の深さには感嘆するしかありません。 確かにこんなことするのはTOTOだけでしょうね・・・

曲目:

1.FALLING IN BETWEEN
2.DYING ON MY FEET
3.BOTTOM OF YOUR SOUL
4.KING OF THE WORLD
5.HOOKED
6.SIMPLE LIFE
7.TAINT YOUR WORLD
8.LET IT GO
9.SPIRITUAL MAN
10.NO END IN SIGHT
11.REEFER MAN (Bonus)

http://www.toto99.com/

オフィシャルサイト中の↓のサイトで全曲短いながら試聴できます。
http://www.toto99.com/multimedia/audio.shtm

 フォーリング・イン・ビトゥイーン

フォーリング・イン・ビトゥイーン

  • アーティスト: TOTO
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: CD

 

と言うわけで、JAZZやFUSIONの雰囲気は耳にするのもイヤ!と言うので無い限りは、メタラーにとってもスティーブ・ルカサーの格好いいギターは一聴に値すると思いますし、Metalは聴かないと言うロックファンはもちろん何の問題もなし、更に昔からずっとTOTOを聴き続けているファンの方でも、納得できる曲が揃っているアルバムだと思います。

・・・まあ「Rosanna」や「Africa」、「I'll Be Over You」クラスのシングルヒット間違い無しなインパクトのある超名曲が無いのが唯一の文句の付け所でしょうか。いや、これだけの楽曲とプレイを前にそれは高望みしすぎというものですね。

 

 

 

 

<おまけ>

 昨日50000PV到達しました。
皆さまいつもこんな素人臭い(実際素人同然)、じじ臭い(実際ジジイ同然)レビューサイトにお越しいただき、本当に本当にありがとうございます。 今月はSO-BLOGは無茶苦茶重くてストレスがたまる状況ながら、昨年末、冬休みに入った頃から一段と増え、自分の予想・期待を大きく越えたアクセス数となりました。 ただただ、感謝の言葉を繰り返すばかりです。
 来月はIN FLAMES、AMORPHIS、SOULRELICなどなど、このBLOGらしいところのレビューをお伝えしたいと思います。今後とも頑張りますんで、引き続きよろしくご愛顧のほど、お願いいたします。

 あ、来月で1周年だ、何か企画考えようか・・・や、普通にやっとこ。
 あ、そう言えばまだNORTHER注文してないな、明日給料日だし今のうちにポチっとしとこかな・・・


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コメント 10

ちぇぶらさん

 こんにちは。(^_^)昔からのTOTO好きにも満足度の高いアルバムに仕上がっていると思います、ツアーが楽しみですね。JAZZやFUSIONが好きな私には結構◎でした♪昔の名作はそれはそれという事で、こういう色々混ざっている感じそのものがTOTOらしさでもあるので、これで良いんじゃないかと(笑)。(^_^;) ツアーに期待を持たせるアルバムとしての役割は十分果たしたように思います。来月はIN FLAMES、AMORPHIS、SOULRELIC、etc.ですね、楽しみにしてます♪(*'_'*)
by ちぇぶらさん (2006-01-29 12:47) 

祝50,000アクセス!次は100,000ですね。
TOTOは昔ちょっぴり聴いたことがある程度なので、何も言うことは出来ませんが、80年代から未だに活躍しているのは嬉しいですね。
by (2006-01-29 15:44) 

sweet-cool

こちらもTBさせて頂きました~♪
私は、まだ2回くらいしか聴いてませんが、今度聴きこみます。
それと、50000PVおめでとうございます!
by sweet-cool (2006-01-29 20:31) 

stromblad

>ちぇぶらさん
niceありがとうございます。おっしゃる通り、昔ながらのTOTOが好きな方、ロックも聴くけどJAZZ・FUISONも好きと言う方にはお薦めできるアルバムですよね。きっと来日公演も盛り上がることでしょうね。
by stromblad (2006-01-30 00:03) 

stromblad

>ファランさん
お祝いのお言葉&niceありがとうございます。来年のまた今頃に100kご報告できたらいいなと思います。・・・でももしかしたら最近ちょこちょこ現れる「大人」系の勧誘コメント・TBのおかげだったりして・・・だとしたら哀しい(泣) くるなー

仰る通りです、私らの青春を彩ってくれたバンドが今でも健在なのは嬉しいものですね。
by stromblad (2006-01-30 00:09) 

stromblad

>Ranranさん
nice&お祝いのお言葉ありがとうございます。JAZZ好きのRanranさんが手を出した理由、なんとなく分かる気がしました。今のヘヴィロテに飽きたら、折角ですからまた聴いてみてはいかがでしょう。
by stromblad (2006-01-30 00:26) 

ちぇぶらさん

 また参りました、TOTOに興奮して(苦笑)書き忘れました、50,000アクセスおめでとうございます!これからも楽しみにお伺いさせていただきます。(*'_'*)
by ちぇぶらさん (2006-01-30 00:33) 

stromblad

>ちぇぶらさん
こんばんは。わざわざ再訪いただいてお祝いのお言葉頂戴しありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
by stromblad (2006-01-31 00:08) 

おかあか

こんばんわ。
聴きました!! もう、正にstrombladさんのレヴュー通りの作品でした(^^)v
うん、Vo.の声が....(T_T)ステキでした。
大阪にも来ますね。私、10年数年前に来た時、見に行きました。
席はあまり良くなかったけど、 それでも"生"は素晴らしかったです。
でも今回は....(T^T)
この春ってあんまりにも来日し過ぎじゃござんせんこと(ToT)?!
なんて、ここでぼやいてもしょうがないですね、失礼しました。
それはそうとstrombladさん、50,000PV over おめでとう(^^)v
これだけ誠実なレヴューを書かれているのだもの、
人気が出ない訳がないんです!!(^m^)
これからも自信満々、天狗の鼻でレヴューしまくって下さい。
ぜーったいに見に来ますから(^^)/ 
by おかあか (2006-02-01 21:55) 

stromblad

>おかあかさん
こんばんは。Vocalはいつの間にか「IV」まで歌っていたキンボール氏が戻ってきていたんですね。特に「IV」以前がお好きなおかあかさんにはたまらないでございましょうか。
 お祝い&励ましのお言葉、いつもありがとうございます。天狗の鼻にはなれませんが(ソブロでも間近に「上」がいっぱいいらっしゃいますので)、見に来るとおっしゃっていただけるだけでとても励みになります。 これからも頑張ります、おかあかさんもね!!
by stromblad (2006-02-02 23:46) 

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