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Soldiers Of Sorrow 哀 戦士 ZxR ~ Richie Kotzen [ ∟00's HM/HR]

いい年こいて・・・と言われそうですが、私らの世代は未だにガンダム好きが多かったりします。私もそんな一人であります。

なんと、そんなガンダムの主題歌などなどを、元Mr.BIG、POISONのギタリスト、リッチー・コッツェンががカバー、という何とも面白いアルバムが出ました。 

 タイトルもズバリ、「哀戦士ZxR」です。

 

「哀 戦士」というのは知っている人には解説不要なんですが、1ST と呼ばれている一番最初の「機動戦士ガンダム」、その映画版の2作目のサブタイトルになります。「ZxR」の”Z”は、TV版2作目、1stの続編「機動戦士Z(ゼータ)ガンダム」の「ゼータ」のようでして、「xR」は・・・不明ですが多分リッチーの"R"ではないかと推測します・・・

本作はそのリッチーがガンダムシリーズの主題歌の数々をカバーしていて、最初に曲目をリストしてしまいますと、

曲目:

01. Blue Star 
       (原曲:水の星へ愛を込めて、機動戦士ZガンダムTV版主題歌)
02. Take Flight Gundam 
       (原曲:翔べ!ガンダム、機動戦士ガンダム(1ST)TV版主題歌)
03. Soldiers Of Sorrow 
       (原曲:哀 戦士、機動戦士ガンダムII(映画版)主題歌)
04. Alone Against The Wind 
       (原曲:風にひとりで、機動戦士ガンダムII(映画版)挿入歌)
05. Metamorphoze 
       (原曲:メタモルフォーゼ、機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者-(映画版)主題歌)
06. The Way Forward (Original Instrumental)
07. Go Beyoond The Time 
       (原曲:Z・刻をこえて、機動戦士ZガンダムTV版主題歌)
08. The Winner 
       (原曲:The Winner、機動戦士ガンダム0083(OVA)主題歌)
09. Because You Are Waiting 
       (原曲:君が待っているから、機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者-(映画版)挿入歌)
10. Encounter 
       (原曲:めぐりあい、機動戦士ガンダムIIIめぐりあい・宇宙(映画版)主題歌)
11. Re-Encounter (Original Instrumental)
12. The Beginning (Original)

となっております。

ついでにもう少し知ってる範囲で解説すると、M-1は森口博子のデビュー曲、またM-1,M-7の作曲はニール・セダカです。M-5.M-9はGACKTの曲、M-3,M-4,M-10は井上大輔の曲です。M-2は誰でも聴いた事があるだろうあの「燃え上が~れ~、燃え上が~れ~ガンダムゥ~」ってやつです。

まず、全体の雰囲気からすると・・・あー、リッチーコッツェン が趣味で作ったソロアルバムだな、という感じです。(本当のところの経緯は知りません)

つまり、それぞれ原曲のメロディを使って彼流にアレンジしたアメリカンロック、という感じです。原曲を知っていると若干の違和感はあるものの、その内に聴きなれてきて、クールなものに聴こえてきます。基本的にはロックでありながら、時にジャズやブルースの雰囲気も織り交ぜられており(特にオリジナル曲)、クロスオーバーな音でもあります。

ガンダムというとロボットアニメの最高峰であり、ロボットアニメでありながら人間模様・青春群像を描いた人間ドラマでもあるのですが、そのような観点から見るとだいぶ解釈の違う音楽性ではあります。 ヒロイックな雰囲気の音でもないですし、原曲のメロディ以外に湿り気、人臭さは感じません。あくまでからっとした湿度の低いアメリカンな雰囲気。 

 歌詞は英語の歌として合うようにだいぶ変えられています。原曲で英語である部分についても、同じなのは5割くらいかな? M-3は「I pray,pray to bring near the New Day」、M-10は「I wanna get back where you were~」ってちゃんと歌って欲しかった気もしますが・・・

M-1,2,3,7,8ではベースに同じく元MR.BIGのビリー・シーハンが参加しているようです。ようです、というのは、あんまり自己主張していないので、私のヘタレ耳ではさらっと聴いた程度ではわかんなかったんです・・・言われればなるほどとは思います。
 私はMr.BIGはよく聴きましたが、ポール・ギルバート時代だけなので、正直この2人の組み合わせということでその頃のMr.BIGのような音なのかどうかはよく分かりません、ゴメンナサイ。


 一ついえるのは、メタル度はそんなに高くないということでしょうか。M-5のように元々ハードな楽曲についてはそれなりにメタルっぽくもあり、またディストーションの聴いたギターの音はテクニカルなこともあって聴き応えがあり、メタル耳に美味しい部分も多々あるのですが・・・ 乾いた雰囲気とシンプルな音作りのためか、はたまた原曲のせいか、HM/HRのアルバムとはちょっと言いがたいかな?(あくまで私個人の感想ですので・・・)

 シンディ・ローパーが参加するという話がありましたが(Amazonでは堂々とFeat.Cyndi Lauper on Vocalsと出てました)、何か時間が無くて参加できなかったようです。(次は参加するといった内容のメッセージカードが入っていました)

 個人的にはやはり原曲に対する思い入れが強い曲がお気に入りとなります。すなわち、M-3「哀 戦士」M-9「めぐりあい」などの井上大輔氏作曲のナンバーがやっぱいいですね。メロディおよび曲展開のドラマティック加減がやはり群を抜いております。原曲もそれぞれギターソロが短いながらあって、リッチーの弾くそれらのソロも素晴らしいの一言です。

 他注目ポイントとしては、M-1(水の星へ...)のメインのメロディを泣きのギターで奏でるあたりは結構感動モノで、曲自体もかなり格好よく出来てます。 M-2は原曲がモロアニメ主題歌という感じなのに、ここでは格好いいロックに仕上がってます。 GACKTの曲は最近の曲と言うこともあって、普通にリッチーの曲といってもいいほど違和感のないアレンジになっています。(原曲聴き込んでいないのでそう聴こえるだけかも)
 オリジナルの3曲は前述の通りクロスオーバーな音なので、他の曲に対し若干浮いた感はありますが、単体で聴く分には心地よい曲です。

しかし何といっても本作で一番の出来は、M-4の「風にひとりで」でしょう。原曲はいかにも日本のフォークロック・バラードというスローナンバーで、元々名曲といえる出来のものでしたが、本作でのこの曲、一番原曲を崩してしまっている曲です。コード進行とアコースティックによるプレイということを除けば、まるきり別の曲、メロディも全く違うと言えます。しかし、そんなアレンジ故に、カバーにありがちなおかしさが全く無く、上質なアメリカンロックバラードになっています。

 

・・・まあヘヴィ・ローテになるようなCDではありませんが、買って損した気はしません。元々リッチー・コッツェンが好きな人、あるいは洋楽好きのガンダムファンにはお薦めできますかね。どちらかというとコレクターズ・アイテム的なCDだと思います。
 アニメタル好きは感じが全く違うので注意が必要、ヒロイックなパワーメタルとかは期待出来ませんので原曲知らないメタラーにはお薦めできません(笑)

哀 戦士・Z×R

哀 戦士・Z×R

  • アーティスト: リッチー・コッツェン
  • 出版社/メーカー: BMGファンハウス
  • 発売日: 2006/03/22
  • メディア: CD

http://www.richiekotzen.com/

オフィシャルではこの作品については全く?触れられて無さそう・・・ しかしサイト内で聴ける彼のオリジナル曲は結構みな格好いいですね~!

現在来日中で、先日ストーンズの前座としてドームで演った時は本作からも2曲ほどプレイしたみたいですね。(詳しくはこちら。)

 

ネタ的にかるーくやるつもりがまたまた長くなってしまいました・・・ えい、ついでじゃ、フライングレビュー!

本作と全く逆ともいえる、自分のオリジナル曲を自らが日本語で歌うという、例に無い試みとも言える曲を最近聴きました、これがまた最高でした!

曲は「満ちし月」、Rageの新譜のボーナストラックです。みな聴こー!!

スピーク・オヴ・ザ・デッド

スピーク・オヴ・ザ・デッド

  • アーティスト: レイジ
  • 出版社/メーカー: マーキー・インコーポレイティドビクター
  • 発売日: 2006/03/24
  • メディア: CD

前記事と内容が一緒になってしまった・・・・ 

 


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りでぃあ

いや~このアルバム、どういう経緯でつくられたのかわかりませんが
ガンダム世代とリッチーにピピっ!ってくる世代はかぶってると思うので、
琴線にふれまくりの方いっぱいいるんじゃないでしょうか(笑)
私も周りの友だちに「こんなのあるよ!」って話したら、結構、くいつき度
高かったですよ。
私もstrombladさんの記事を読んでますます聴いてみたくなりました♪
by りでぃあ (2006-03-26 10:19) 

stromblad

>りでぃあさん
こんばんは、いつもコメント&niceありがとうございます。 本作、店でかかっていたのを聴いて格好いいと思われたということですが、原曲さほどご存じなくともご興味を持たれるあたり、その時の印象に加えギタリストとしての血が騒ぐのでしょうか(笑) 確かにリッチー弾き倒してますし、聴き易いアルバムでもあるかなって思います。
by stromblad (2006-03-26 21:11) 

yubeshi

私もこのアルバムは購入リストに入っています。
水の星、興味アリです!!
あとリンクも有り難うございました。買ったら再コメントするかも。
by yubeshi (2006-03-28 23:17) 

stromblad

>yubeshiさん
こんばんは、nice&コメントいつもありがとうございます。他の皆さんのレビュー見ますと、「水の星へ...」と「哀戦士」は比較的評価が高いように思われます。期待していいと思いますよ。もし気が向いたら再コメ、お待ちしております・・・
by stromblad (2006-03-29 23:30) 

鎚鋸

お久しぶりです。
ストーンズのライブ公演で興味を持ち、
何やかんやで購入してしまいましたよ(笑)

印象はリッチーMR.BIGなアメリカン・ハード・ロック(ややブルージー)
ガンダム風味な感じでしょうか。
「翔べ!ガンダム」には流石に笑ってしまいましたが、
個人的なオススメはZの主題歌になった二曲ですね。
特に「Blue Star」の哀愁にヤられてしまって
ギターを耳コピ練習中でございます。。
by 鎚鋸 (2006-04-19 19:05) 

stromblad

>鎚鋸さん
コメント遅くなって本当にごめんなさい... 私は1STガンダムへの思い入れがあるためか、そちらに耳が行きがちでしたが、「Blue Star」はこのアルバムで泣きのギターでプレイされて、ようやくそのメロディの素晴らしさを認識したという感じでした。 耳コピでギター弾けるんですね、いいなあ。
by stromblad (2006-05-14 12:42) 

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